2009年10月1日木曜日

初☆ユーザー車検

車検の時期がやってきました。  
夫が「今年はユーザー車検にチャレンジする」と言うので「がんばってね~」くらいに思っていたのですが、車検のために頑張って整備をするから頑張って平日一人で車検場に行ってきてね~と言われました。。。    

夫は何ヶ月か前くらいからジャッキや工具やパーツを取り寄せては週末の度に少しずつ整備をしはじめました。  
私は横で工具を渡したり助手をするくらい。

しかし助手をするにも初めは大変。   
工具の名前もわからなければ「FF」なんていう言葉も知らなかったです。。
タイヤを外したこともなかったし、それどころかボンネットを開けたことすらなかったです。  

「ユーザー車検」で検索に引っかかる本を図書館で借りてきて読みました。
 どれも同じようなことが書いてあるのですが読む度に不安になってきて。。。  

どんな感じか確かめようと一度車検場に見学をしに行きました。
淡々と手馴れた操作でクリアしていく人たちを見て更に不安になりました。   

本当は9月の終わりから受けられたのですが月末は混むという情報があったので10月01日に予約をしました。  
一週間前から緊張で緊張で本を読み返しては緊張して。。。  
 車のいない真っ直ぐな道路を見つけてはサイドスリップ検査のためにまっすぐと進む練習をしたり。
実は私の車はぶつけた時の衝撃でハンドルがセンターずれしているみたいなんです。
真っ直ぐにしていても左に向かってしまいます。。。     

そんなこんなで今日がやってきました。  
夫が「一日で受かろうとしなくてもいい」と言っていたので気を楽にしようと自己暗示をかけながらピアノを弾いて出発です。  
緊張する日にピアノを弾くというのは昔からの習慣で「上手く弾けたらきっと上手くいく」という自分の中の迷信があります。  

今朝の出来は結構上々♪
気持ちよく弾けたので少し気持ちも落ち着いて向かいました。  

着いてから必要書類を集めて提出して「では検査レーンに並んでください」と言われました。  
心の中では「初めてなんだからもっと親切に何か心構えとか声をかけてよぉ」とすがる気持ちでいっぱいでした。  

非常灯を見える位置に出してボンネットを半開きの状態にして(検査官の前であせらないように)見学コースで見ることが出来た端っこの新しいラインに並びました。  

並んでいると順番に検査官がやってきて外観検査をしていきます。  
周りの人を見ていると「はいっはいっはいっはいっ」という検査官の声で順次ライト系やホーンやウォッシャー操作をしています。  
そんな「はいっ」なんて言われても何をどうするのか言ってくれないとわからないよぉと泣きそうになって手元にある自分の書いてきたメモを見ていたら、捜査官の人がやってきて「初めて?」と聞いてくれました。
「初めてなんです」と泣きそうに答えたら親切にゆっくりと「前のスモールライトをつけて~ヘッドライト~上向き~・・・」と教えてくれました。
ほっ。  
・・・とは言っても間違えてウォッシャー出したりしてしまいましたがお咎めなしでした。  
かかとが下にくっつけられないくらいに足ががくがくしていました。。。  

一通り外観検査を終えていよいよ検査ラインに入ります。  
下にひかれた線に気をつけながらそろそろと進み、あれよあれよという間に駐車ブレーキテストまで終わってました。  

上の電光表示を見るとサイドスリップが「×」になっています。
他は「○」がついていたことは嬉しかったのですが一番心配していたサイドスリップが「×」なことに動揺は隠し切れません。  
傷心のままヘッドライトテスト・排ガステストはなんなくパスして下回り検査。  

声をかけられるかもと注意していたことに気をとられて電光表示の「ブレーキを踏む」という表示に気づくのが遅くて前後左右に揺れる時はおっかなかったです。  
下回り検査もパスしました。  

ですが不合格があったので総合判定所へは行けません。  
前日に夫から「不合格があった時にどの項目の不合格かで予備車検場で検査してもらうか判断して」と言われていました。  
サイドスリップが無理なようならコツを聞いてくるのもいいと言われていたのですが念のためもう一度チャレンジしてみようと思いました。    

もう一度検査ラインへ。  
なんとなく進んできたら一度目とは違うラインになってしまい、旧ラインの方でした。   
それだけでも見慣れない表示に焦っていました。  
しかも再検査はラインに入る前に再検査項目を申告するのですがそのスイッチを探すのにも手間取ってしまい焦ってしまいました。
結局申告ボタンは信号機のところにありました。  
ボタンを押して気持ちを落ち着かせてタイヤが真っ直ぐなことを外からも確認して「いざ」と思って車に戻って信号が青になるのを待ちましたが青になりません。  
前の車はどんどん先の検査まで進んでいってしまいます。  
どうしようと思って回りを見渡してみても教えてくれそうな人がいません。
申告ボタンのところにインターホンがあったのでそこへ行き受話器をとってみても誰も出ません。 後ろの車はしびれを切らしてクラクションを鳴らしてきます。  

どうしたらいいかわからなかったので一度前へ進んでまた次の順番へ並ぼうと諦めて進みました。
そうしたら総合判定所のおじさんに「何がしたいんだ!?何してるんだ!?」と怒鳴られました。
びくびくしながら「サイドスリップの再検査がしたいんです」と言ったら「どうして記録してこないんだ、次の車が進めないじゃないか」と怒られ何がなにやらわからずに検査用紙を持って走ってサイドスリップの記録機まで戻って記録したら「○」になってます!!  
「どうもすみませんでした」と大声で後ろの車と判定所のおじさんに謝ったら「書類出して」と言われて印を押してもらいました。
「車検証を受け取って終わり」と言われてはっと我に返りました。
「終わったんだ~いつの間に!?やったー♪」という思いで受付へ行き、新しい車検証を手にしました。   

 一日かけても合格できずに何日も通う覚悟でいたので正味1時間で終わったことに嬉しい拍子抜けをしてしまっています。  
かわいそうなことに私がぼろぼろにしてしまっているけど、かわいい車とあと2年一緒にいられることが嬉しいです☆
見てるだけでも夫の整備の苦労は大変だったと思いますが、整備して託された車を無事車検に通すことが出来てとても嬉しいです(*^_^*)